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昨日のPPSE3@NoTrunks、昨日の天候のような暖かい風を感じました。
おそらく、私にとっては今年初のPPSでしたが、今回も期待にたがわず熱い気持ちにさせてもらいました。
小澤さんの年々ダイナミックに、ドラマチックになっていくパーカションは、
本当に多層的で重厚な熟成した味わいがあって、とても絶好調だなと感じました。
技術だけでは語れないような、空気の重みというか、手触りの感触というか。
ナベさんは、コンポジション、プレイともに年々包容力を増してきていますね。
いい意味で力は抜けてきているのですが、芯がとても強くなってきているように思います。
昨日は、いままでになくラッパの音が心に刺さって、不覚にも涙が出そうになりました。
ナベさんの敬愛するレスター・ボウイ(私も年を重ねるごとにこの方の残してくれた音楽がどんどん好きになっていきますが)同様に、
ラッパの音がナベさんの「声」になってきているようですね。
繊細な部分まで、気持ちがよく伝わってきます。
臼井さんの引き出しの豊かさには毎度ビックリさせられますね。
本当にたくさんの音楽を通過してきているのがよくわかります。
インプロで演奏する臼井さんの多様性も素晴らしいのですが、
PPSでの臼井さんにも色々な発見があって、また楽しみが増えている感があります。
E3はPPSの中でも、一際ワイルドでアグレッシブな形態だと思うのですが、
臼井さんの存在感は、ピッタリと馴染んできていますね。
いなたいジャケットを、気楽に羽織るような、しっくりと着こなした風合いが出ているように思います。
東北ツアー楽しみですね。暖かい風を東北の春にも吹かせてください。
またお邪魔します。
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